Lyrics
寝静まった街を 遠く離れ
誰もがもう忘れ去った 海の底へと
かすかに聞こえた 悲しい歌
泡の煙を辿っていこう
君が沈めた 心の底まで
届くだろうか
昼も夜もない世界に
地上から投げ捨てられた
孤独の宝石
笑うだろうか
探しに来たよなんて言えば
自分の心の海さえ泳げない
怖がりのマーメイド
二つの鼓動と 遠くなった空
涙とさえ知らないで 君は浮かべた
言葉が溶けていく 水の中なら
そばにいるだけ それだけでいいんだ
言葉のいらない話をしようよ
届くだろうか
雨も風もない世界に
光や空気に憧れた
声のない宝石
笑うだろうか
君に見惚れたなんて言えば
自分の美しささえも 知らない
不器用なマーメイド
辛い思い出だけ
離れなくて
深い海に沈めてく
息が苦しいなら
僕とおいで
連れて行くよ
その手 離さないで
届くだろうか
愛も嘘もある世界に
傷ついた胸を光が
癒してくれる
笑うだろうか
君の傍にいたいと言えば
自分の美しささえも 知らずに
微笑んだマーメイド
Toru Kawabe, Yuji Sugimoto
Universal Music Publishing Group